昨年から試作を繰り返しているハーブ抽出機を
あと少しで完成のというところまでこぎつけました。
一番始めは私がろくろで制作しましたが、いくつか揃えた寸法が必要な事と
抽出液がスムーズに出る事などから、型を使って制作する事にしました。
焼き物の型作りはとても難しく、まずは原型作り。
どんな土を使って完成品にするかをその時決めなくてはなりません。
なぜなら土は種類によって収縮率が異なるからです!
原型作りが終わったら、見本型といってテスト鋳込みをし、完成品を焼成してみます。
この時なら型の修正が出来ます。
良しとなったらケースと云う型を作る為の型を作ります。
これは費用も掛かるし大きく立派なモノです。
これさえあればいくらでも反復生産が出来るのです。
ケースが出来上がったらそれを使って使用型と云う粘土を鋳込む型を作ります。
使用型は素地屋という、鋳込んでくれる場に運びます。
ハーブ抽出機は形が複雑なので幾つものパーツに分かれています。
それ等を接着して完成品にしていくのです。完成したら素焼きをしてうわ薬を掛け
本焼きしてようやく完成です。
今は、最後のうわ薬を掛けて本焼きをした時の色具合と、
熱にどれだけ耐えられるかのテストです。
あと少しで完成品が出来上がります!乞ご期待!