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父の死に目に会え無かったのは私の宿命と思います。

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一昨日26日早朝 私の師であり父、美山が亡くなりました。

私が三重県の尾鷲に近い海山と云う地で窯焚きを終え、
しばらく休息しようかと思っていた矢先の事でした。
窯はまだ300°C以上有りましたので一度瀬戸に帰って葬儀の打ち合わせを終えて
27日再度尾鷲行き、窯だしを終えて来ました。

美山は若くして父を無くしたので苦労して陶房を引き継いだのは若干二十歳の時でした。
すぐに結婚して私が生まれたので年齢差はたったの20歳。
私が大人になってからは兄なのか、父なのか、師なのかはっきりしない関係が
長年つづき私は既に59歳になってしまいました。
その最後は一つ大きな深呼吸をして息を引き取ったと看取った妻から聞きました。
世間の人達からは苦労した苦労したと言われて来ましたが、そんな苦労も
楽しんでして来た様に感じています。

48歳で私達3人の息子に本家の陶房を譲り、自分は母と二人で富山県の黒部に陶房。
登り窯を構えて半ば隠遁生活を楽しみました。
その生活ぶりは私も夢に見る生活ぶりでした。体調を崩して瀬戸に帰った三年前には
黒部市から文化功労者にも推薦していただきました。

瀬戸に帰ってからは曾孫のお守りと、美山陶芸教室で生徒さん達に触れ合う事が
楽しみの穏やか生活振りでした。
少しづつ弱って来てはいましたが、時々陶房に来てはろくろに座って制作していたので、
まだ暫くは大丈夫かと思っていましたが残念です。
しかし眠る様に亡くなった姿を思うと、人間何時かは彼岸に行きたいと願っています。
私も父の様な死に方が出来る様人生修行したいと思っています。

世界中で一番幸せな人生を送ったのではないかと思っています。
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by teradabizan | 2007-10-28 05:57 | 日々の出来事

24日午後7時少し過ぎに火は止まりました。

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尾鷲の窯焚き終了しました。
今回は少し作品量が多いので引きが悪いのではと心配していましたが、
五回目の窯焚きはすこぶる順調に温度は上がり、夕方6時に火を入れて明け方の
6時まであぶり温度400°前後、その後温度を上げ始めるとびっくりするほど上がりは良く
昼12時までに1200°を突破。1235°をキープする事30時間。
実に良く温度コントロールできる窯に成長してくれました。

私達スタッフは私を含めて3人、尾鷲側から3人出してもらい合計6人。
楽々の窯焚きが出来ました。

来客はそれぞれに酒、肴持参で今が旬の尾鷲特産の戻り鰹は
毎日のように口にする事が出来ました。初めて参加した魚好きの息子も大喜び!
昨夜は火が止まって気も緩みチト深酒…
今日は疲労と深酒の後遺症の1日になりそうです。
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by teradabizan | 2007-10-25 11:52 | 日々の出来事

海山の窯に火が入りました。

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海山の窯に火が入りました。
20日、中京大学のオープン講座の終了後 5時少し前に名古屋発。
海山には7時10分に到着。窯の持ち主Hさんがフグ鍋を準備して待っていて下さいました。
山積みして来た荷物は全て明日下ろす事にして、早速ご馳走になりました。
少し飲みすぎましたがほどほどにして明日からの強行軍に備えて全員12時前に床!

翌日は9時から窯詰め。
11時に名古屋から彫刻家夫妻が手伝いに、12時にはカナダのバンクーバーから
Nさんが手伝いにと相変わらず私の行く場は賑やかになります。
初日は穴窯部分役80%終了久しぶりの窯詰めに足腰の筋肉痛。
しかし夜に出して頂いた近海モノの鰹ですっかり大満足!

窯詰め2日目。今回テストしたいと思っていた尾張青シは断念。
なぜなら穴窯に入り切らなかった作品をその房で焼く事にした為です。
夕方窯詰め終了間際には尾鷲陶の会メンバーがそれぞれに珍味持参を携えて続々と来訪。
鰹・栄螺・鯵・鰯などなどこの地でしか口にする事の出来ない食材を頂きました。

今夜はあぶり温度は300°前後を保ちながら寝ずの番を
H君Hさん二人のHWHで見てくれる事になりました。
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by teradabizan | 2007-10-23 08:29 | 日々の出来事

初心を大切にしたいものです。

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古い陶板を修理して欲しいとの依頼が来ました。
制作年度は1985年前後でしょうか!合金焼きと称し陶板に真鍮を埋め込んで
焼成した作品でした。 割れたから修理して欲しいとの依頼で送られて来る
作品のほとんどは 出来る事なら捨ててしまいたい作品が多いのです。
私の尊敬するB先生は何時も「代表作は次なる一作!」と言っておられました。
私もその意志を継いで行きたいと思っていますので、過去の作品のほとんどが
出来る事なら………!

それがこの度送られて来た作品はなぜかとても気に入り、
修理にも気合いが入りました。
若い頃の素直に土と火に立ち向かう気持ちが良く伝わって来ました。

初心忘れるべからずですね!来年は還暦、再確認しなくては!
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by teradabizan | 2007-10-19 00:59 | 日々の出来事

収縮率の大きな粘土を使っての制作!

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新潟妻有での八人展(11月始めから開催)出品作第一段焼成完了。
今回の展覧会は全国各地で制作活動をしている昨陶家八人に新潟妻有で
採取した粘土が送られて来て、その土を使って各々が独自の作品作りをする。
と云った企画です。

送られて来た粘土は通常焼き物に使用する粘土とはかなり異なり、可塑性、
粘性共に無くギリギリ成形が可能な粘土でした。
こういった粘土は私達作陶家を非常に悩ませたり、喜ばせたりします。

私は極力掘り出された粘土をそのまま使用して、使い易く粘性や可能性を
加工する事を止めて制作してみました。
しかし温度を高く焼成しても強度が出ないので焼き物として用途に耐えうるだけ
別の粘土を混入しました。
それでもろくろ挽きは極めて困難なので石膏型を使って成形してみました。
難しい粘土との対話は作陶家を限り無く饒舌にする様ですね!
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by teradabizan | 2007-10-14 09:20 | 日々の出来事

DVDオリベスタイルを使っての教室!

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中京大学講座第4回目
今回はDVDオリベスタイルでの作り方での教室。
皆さん乗り乗りで、ひょっとしたら息をする事すら忘れてしまったのでは無いだろうか‥
と思うほど集中している様です。


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最高齢者のKさんは前回の作品ハーブ抽出機でハーブ液を抽出して来て
ご満悦。ハーブも自分で育てたモノらしいと、噂話になっていました。
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by teradabizan | 2007-10-13 15:39 | 日々の出来事

遠来の友来る 多忙のなか一瞬 風の様な出逢い。

中学校の一年生からの親友が、メキシコから来訪。

一年振りに今年も元気な顔を見せてくれました。
近くに住んでいてもほとんど接点の無い同級生が多い中、
一年に一度は必ず会っているK君はメキシコ在住35年。
あちこちに日本人で無い仕草と匂いが漂っています。しかし会って話していると
溝はほとんど無く、実に素直な気持ちで話し合えるのは何故かと何時も振り返っています。
多分私達の関係は死ぬまで続くでしょう。

一緒にデッサンを習い美大受験の勉強をしていた気持ちが蘇ります。
メキシコの美大を卒業して銀細工を生業としている今、故郷で一年に一度の展覧会は
感無量の事でしょう。成功を祈るばかりです。

私は一週間後に控えた尾鷲の窯焚きと、新潟妻有での展覧会
搬入準備でパニックしています。
二人でゆっくり芸術談義が出来る日は来るのか来ないのか!
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by teradabizan | 2007-10-12 08:28 | 日々の出来事