新潟妻有での八人展(11月始めから開催)出品作第一段焼成完了。
今回の展覧会は全国各地で制作活動をしている昨陶家八人に新潟妻有で
採取した粘土が送られて来て、その土を使って各々が独自の作品作りをする。
と云った企画です。
送られて来た粘土は通常焼き物に使用する粘土とはかなり異なり、可塑性、
粘性共に無くギリギリ成形が可能な粘土でした。
こういった粘土は私達作陶家を非常に悩ませたり、喜ばせたりします。
私は極力掘り出された粘土をそのまま使用して、使い易く粘性や可能性を
加工する事を止めて制作してみました。
しかし温度を高く焼成しても強度が出ないので焼き物として用途に耐えうるだけ
別の粘土を混入しました。
それでもろくろ挽きは極めて困難なので石膏型を使って成形してみました。
難しい粘土との対話は作陶家を限り無く饒舌にする様ですね!