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バンクーバーで疲れを癒やしてから帰国します。

今年もカナダでの焼成は塩窯。
日本ではほとんど遣られていない焼成方法です。

昨年二回この塩窯を焼いたのですが、私の経験としてはこれが殆どで
全く経験の乏しい窯なのです。
涼しいとはいえ日中は真夏の日光、相当気温も上がり日中は30度を越します。
1チーム12時間で2チーム作りましたが私は妻と組む事になりました。

結婚して33年、一度も窯焚きなど遣った事は無い妻との組…
ほとんど手伝って貰う事は無いだろうと勝手に思い込んでいましたが、
意外にも良く頑張ってくれて大助かり!かつビックリでした。
そんな思いがけない手伝いも得て、窯は2日半約60時間ほどで焼き上がりました。

3日間の冷却期間を経て窯出し。
何度体験してもこの瞬間は焼き物師だけにしか味わう事の出来ない至福の時なのです。
総てに感謝!
このカナダツアーも今年でそろそろ終わりにしようかと考えていたのですが、
真夏に涼しいこの地で塩窯焚きの魅力はなかなか捨て去る事が出来そうに無いですね。
焼き上がった作品群をじっくり見ていると、また来年も!と心の奥で
もう一人の私が囁いていました。

この地は第二の古里と言っても良いほど馴染みも深くなり、友人もいっぱい増えました。
窯出しを終えて荷造りをしたら、ダンボール箱3個にほとんどの作品群を
詰める事ができました。

2日後の30日、
私と妻そして尾鷲の友人の三人はエドモントンでの乗り継ぎを経てバンクーバーへ。
空港まで出迎えてくれた友人も大量な荷物を見てビックリ!
乗用車の屋根に二つのダンボール箱を縛り付けてホッとひと安心。
バーナビーに有る彼の家にたどり着きシャワーを浴びれば、後は休養。
例年この家で疲れを癒やしてから暑い日本に帰るのです。
by teradabizan | 2007-08-13 09:54 | 日々の出来事
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