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何十年も掛けて築かれた技術は 続かなければ水泡に帰すでしょう!

カナダから8月25日に帰国してからと言うモノ、 一時も休み無く頑張りました。

三重県の四日市窯業試験場の講演に始まり、
陶器販売会社老舗の東京本社新築ビルに壁面の制作・もうじき始まる
ロンドン展に出品する作品の荷造り。発送は全部で21カートンにも成りました。

一昔前の陶芸家では想像もできなかった仕事内容ではないかと思います!
現在プロの陶芸家は日本中で3万人とも5万人とも言われています。
陶芸家教室に通っている人は30万人とも50万人とも言われています!
それほど陶芸は盛んなのに、陶芸作品や焼き物売り上げは年々下降している様です!


私達の街瀬戸の焼き物で、最も誇れる技術の一つに型作りが有ります。
20年ほど前には組合員を200近く抱えた組織も今や50以下。
その中で後継者不在が半分以上と聞きます!

完成度の高い技術が完成するには50年から100年掛かると言われています!
完成された型作り技術の他、更に瀬戸の誇れるさまざま技術は今や
風前の灯火と思われます。

何とか守りたいと思っている瀬戸市民は大勢居るはず、
瀬戸市の行政が力強く守ってくれる事を切に願っています!
by teradabizan | 2006-10-15 07:11 | 日々の出来事
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